ロンドンのヘイワードギャラリーで、2007年のターナー賞を受賞したMark Wallinger(マーク・ウォーリンジャー)がキュレイティングを手がけた「The Russian Linesman(ロシアの線審)」という企画展がやってます。「境界」がテーマ。

1966年のイングランドと西ドイツのワールドカップ決勝戦、イギリスを勝利に導いたのは微妙な判定のゴールでした。その問題のゴールを判定したロシアの線審は、ゴールを認めた理由を聞かれて「スターリングラード」と答えたそうです。スターリングラードは第二次世界大戦のソ連とドイツの激戦地。そう、彼は戦争の恨みをこの判定ではらしたのです。。好きです、こういう話。

話はそれましたが、テーマの決め方とかタイトルの少しくどい感じがマーク・ウォーリンジャーらいしいなって感じです。とりあえず見てみたいなあ。

YouTubeからの映像も展示の一部として見せているそうです。
インドとパキスタンの国境線で毎日行われる両軍の儀式があるそうで、その映像をYouTubeからとってきたらしいです。インドとパキスタンてもっと緊迫した状況かと思っていたので、なんだか滑稽で少し驚きの映像です。



イギリスに住む知り合いの直子さんが帰沖中で、浮島通りにあるLoungeで写真展やってます。イギリスっぽい人間くささがある独特の雰囲気が好きです。


ロンドンの南にあるDELFINA PROJECT SPACE(デルフィナ・プロジェクト・スペース)で、2001年にやっていたSalla Tykkä(サラ・ティッカ)の「Lasso」というショートフィルムです。偶然Youtubeで発見しました。巨大なスクリーンの前で何度も繰り返し見たのを覚えています。ナンセンスで北欧的で劇的で。。。すきな感じです。




最近ポーランドのSF作家、スタニスワフ・レムにはまっています。今読んでいるのは彼の短編集「虚数」です。

存在しない本の前書きだけを集めた短編集というものすごいコンセプトです。特に「「エルンティク」の序文」が最高です。ある学者がバクテリアに英語を教えるというもの。人間の繰り出す抗生物質などに対抗して、常に形を変えて存在する柔軟性をもつバクテリアなら言葉をおぼえることができるはずだという確信から様々な実験(薬品をかけたり)を繰り返し、あいさつができる大腸菌「雄弁くん」や予言をするプロテウス変形菌「おどろきのデルフォイ」などの種族をうみだす。。。

機会があったら読んでみてください。頭の中がへらへらしてくること間違いなです。



久々に沖縄に帰ってきて「おもろまち」型集合住宅が激増しているなあと感じます。昔のアパートはなんて言うかそれぞれがキャラ立ちしていて、子供たちにとってアパートの冒険の仕方も千差万別だったなあ。とはいっても、このクローン的増幅はなにも集合住宅に限ったことではないのですが。。。

写真はレバノンの作家マルワン・ルシュマウイ(Marwan Rechmaoui)の作品。彼が4年間住んでいたベイルートのアパートのレプリカです。イスラエルとの軍事衝突の際に撤去命令がでて以来、無人化してしまったそうです。圧倒的な灰色感がたまりません。